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2月はなぜ28日(4年に1回だけ29日))なのか?

  このお話をする前に現在使用されている暦(こよみ)は太陽暦が採用されていることを知らなければなりません。

 現在の太陽暦のもととなる暦が作られたのはローマで、主に農耕の為の暦でしたから、農作業をしない冬の間は暦というものがなく、暦は現在の3月から始まって現在の12月で終わっていました。

 しかしその後、やはり暦のない期間が60日も続くのも気持ち悪いということで現在の1月・2月に相当する月が作られたのですが、これは後から加わったので、現在の12月の後ろにくっつけられました。

 つまり、元々暦は農耕のために作られ、12月で終わっていた(!)が、格好がよくないというので1月、2月は『オマケ』として付けられてことになります。

 この名残で、例えば今9月というのを英語で September といいますが、Sept というのは7のことです。October の Octo も8という意味です。
(音楽のオクターブ-8度-と同じ語源ですね)

 現在の形の暦を定めたのはローマの独裁官ユリウス・カエサル(英語読み:ジュリアス・シーザー)ですが、彼は奇数月を31日、偶数月を30日とする暦を定めました。すなわち

3月=31日 4月=30日 5月=31日 6月=30日 7月=31日 8月=30日
9月=31日 10月=30日 11月=31日 12月=30日 1月=31日 2月=30日??

と定めたのですが、ここで2月を30日にしますと1年が366日になってしまいます。そこで、閏年(うるうどし)は2月は30日にするが、平年は29日にすることにしました。つまり(暦の上での)1年の最後の月で調整したわけです。

 そしてカエサルは自分がこの暦を決めた記念に、自分の生まれた月に自分の名前を残すことにしました。彼は現行7月生まれでした。そこでそれまでキンテイリス(5番目の月という意味)と呼ばれていたその月をユリウス(英語読み:ジュライ)と改名してしまいました。

 そしてこのカエサルは更に年のはじめを、それまでの3月ではなく1月に変更することも決めました。このため月の名前と実際の順序とが2つずれてしまうことになったのです。

 さて、そのカエサルの後継者で初代ローマ皇帝となったアウグスタスも、カエサルがやったのと同じように自分の名前を月の名前に残したいと思いました。彼は現行の8月生まれでしたので、それまでセクステイリス(6番目の月という意味)と呼ばれていたその月をアウグスタス(英語読み:オーガスト)と改名しました。

 しかしここで困ったことがありました。それは8月は30日の月だったのです。アウグスタスは自分が生まれた月が30日しかないのは不愉快だと思いました(我侭な話ではありますが...)。そこで8月も31日までの月にすることを決め、そのあと1個ずつずらしてしまったのです。

1月=31日 2月=29日??
3月=31日 4月=30日 5月=31日 6月=30日 7月=31日 8月=31日
9月=30日 10月=31日 11月=30日 12月=31日

 ところがこうしてしまうと、8月で1日増やした分、1年の日数が大きくなってしまいます。そこで仕方なく、またまた2月から(笑)1日取ってしまうことにし、この時から2月は平年で28日、閏年(うるうどし)で29日になることになった訳です。

 こうして昔の権力者の我侭で(笑)暦は自在に替えられてしまったわけですね。いろいろな紆余曲折があって出来上がったのですw。
 そんな調整月だった2月も始まります。頑張っていきたいと思います。(井上)
    

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